コラム

キッチンカーのサイズのおすすめをご紹介! 小型・中型・大型それぞれの特徴や価格、購入をおすすめしないサイズは?

pen2026.05.11

キッチンカーの開業を成功させるには、車両のサイズ選びが非常に重要です。
提供したいメニューや主な出店場所、事業規模によって、最適なキッチンカーのサイズは変わってきます。この記事では、小型・中型・大型それぞれの特徴やメリット、おおよその価格について解説します。

キッチンカー(移動販売車・フードトラック)のサイズ選びは用途によって決まる

キッチンカーのサイズは、主に「小型(軽トラックベース)」「中型(1.0tトラックベース)」「大型(1.5tトラックベース以上)」の3種類に分けられます。軽バンなどを改造する方法もありますが、立った状態での作業が難しく営業効率が落ちるため、一般的にはトラックをベースにするのが主流です。
どのようなメニューを提供し、どんな場所へ出店したいのか、自身の運営方法によって選ぶべきキッチンカーのサイズは異なります。

小型(軽トラ)タイプのキッチンカーのサイズ・価格・メリット

小型キッチンカーは、軽トラックをベース車両として使用することが多い、コンパクトなタイプです。車両価格や維持費といった初期費用を抑えやすく、小回りが利くため、都市部の狭いスペースや住宅街、小規模なマルシェでの出店に最適です。初めてキッチンカービジネスに挑戦する方にとっても、扱いやすい選択肢といえます。

<小型キッチンカーのサイズの目安>

小型キッチンカーの一般的な寸法と作業人数は以下の通りです。
ただし、架装によって多少の変動があります。

  • 全長:約3.7m
  • 全高:約2.5m
  • 全幅:約1.5m
  • 作業可能人数:1~2名

<小型キッチンカーの価格・費用の目安>

小型キッチンカーの購入にかかる費用相場は以下の通りです。
搭載する厨房設備によって価格は大きく変動します。

  • 新車(架装込み):300万円~
  • 中古車(架装済み):250万円~

小型キッチンカーのメリット

軽トラックをベースとする小型キッチンカーのメリットは、狭い場所での出店に適している点や、小回りが利く点です。1人で運営する方、小〜中規模の現場を効率よく回したい方に適したサイズ感です。

小型キッチンカーのデメリット

とはいえ、小型のキッチンカーは車内が狭いです。「売上を作りたい」「大きいイベントにも後々出たい」という方にとっては、積載量が小さい軽トラックは数が捌けず、売上も作りにくいです。

おすすめの軽トラックキッチンカー

通常サイズだとキッチン部分で1人がやっとですが、拡張サイズを提供している製作会社もあります。千葉県にあるキッチンカー製作会社「キッチンカー製作の王様」は、法定ギリギリの30%拡張サイズ設計の軽トラックキッチンカーが強みです。
通常サイズだと1人でいっぱいの軽トラックも、拡張サイズなら2人でゆったり営業でき商材を30%多く積むことができます。

中型(1.0t普通トラック)タイプのキッチンカーのサイズ・価格・メリット

中型キッチンカーは、1.0tトラックをベースとし、作業スペースと機動性のバランスが取れたタイプです。幅広いメニューに対応できる厨房設備を搭載可能で、様々な出店シーンで活躍できる汎用性の高さが魅力です。

<中型キッチンカーのサイズの目安>

中型キッチンカーの一般的な寸法と作業人数は以下の通りです。
ベース車両や架装によってサイズは前後します。

  • 全長:約4.7m
  • 全高:約2.8m
  • 全幅:約1.7m
  • 作業可能人数:2~3名

<中型キッチンカーの価格・費用の目安>

中型キッチンカーの購入にかかる費用相場は以下の通りです。
厨房設備の内容やベース車両の状態で価格は変わります。

  • 新車(架装込み):330万円~
  • 中古車(架装済み):300万円~

中型キッチンカーのメリット

中型キッチンカーの最大のメリットは、優れた汎用性にあります。1.0tトラックをベースとした車内には十分な調理スペース収納力を確保できるため、平日のランチ営業から休日のイベント出店まで幅広いシーンに対応可能です。複数の調理器具を設置して多彩なメニューを提供できるだけでなく、2人から3人での効率的なオペレーションが可能なため、回転率を高めて売上を伸ばすことが期待できます。

中型キッチンカーのデメリット

一方でデメリットは、小型タイプに比べると小回りが利かず、出店場所の高さや広さに制限がかかる場合がある点です。しかし、実は中型といわれる1.0t車と大型の1.5t車を比較すると、車両全体の全長はそれほど変わりません。

意外な盲点として、1.0t車はキャビンにあたる頭の長さが長く設計されていることが多く、その分後ろのボックス部分が小さくなってしまう傾向があります。

1tよりも1.5tがおすすめ!

対して1.5t車は積載効率を重視してボックスを大きく確保できるため、同じような駐車スペースを専有するなら、より作業動線が広く収納力の高い1.5t車の方が有利に働きます。もし中型と大型のどちらにするか悩むなら、将来的な拡張性やイベントでの勝率を考えて、1.0tより1.5tの車両でチャレンジすることをおすすめします。

大型(1.5t以上のトラック)タイプのキッチンカーのサイズ・価格・メリット

大型キッチンカーは1.5t以上のトラックをベースとし、広大な厨房スペースを持つ「動く飲食店」ともいえる存在です。大規模な音楽イベントやお祭りなど、多くの集客が見込める場所で売上を最大化することに特化しています。

<大型キッチンカーのサイズの目安>

大型キッチンカーの一般的な寸法と作業人数は以下の通りです。
まさに店舗と呼べるほどのサイズ感になります。

  • 全長:約4.7m~
  • 全高:約3.0m~
  • 全幅:約2m~
  • 作業可能人数:3~5名

<大型キッチンカーの価格・費用の目安>

大型キッチンカーの購入にかかる費用相場は以下の通りです。
本格的な厨房設備を導入するため、価格は高額になる傾向があります。

  • 新車:400万円~
  • 中古車:350万円~

大型キッチンカーのメリット

大型キッチンカーを導入する最大のメリットは、圧倒的な調理キャパシティ収納力にあります。1.5t以上のトラックをベースとした広い車内では、3名から4名程度のスタッフが同時に動ける動線を確保できるため、高売上を実現可能です。

さらに、潤沢な食材在庫や大型の厨房機器を積載できることから、提供できるメニューの幅が広がり、まさに動く飲食店としての機能をフルに発揮できます。

また、車体の大きさを活かした宣伝効果も見逃せません。大型の車両はそれ自体が看板としての役割を果たし、巨大なタペストリーを掲げることで遠く離れた場所にいる来場者への視認性を高め、強力な集客力を生み出します。スポーツイベントやお祭りなど、競合がひしめく現場において、他店に差をつける存在感を発揮できるのはこのサイズならではの強みです。

大型キッチンカーのデメリット

一方で、運用面でのデメリットも理解しておく必要があります。車体が大きいために小回りが利かず、運転には高度な技術が求められます。さらに、燃料費や高速道路料金、保険料といった維持費も他のサイズと比較して高額になる傾向があります。
ただ、大型イベントにイベントに出店できれば、中型車や小型車よりも倍の売上を作れるので、維持費の回収は比較的しやすいです。

2t車はやめとけ

2tトラックの最大のデメリットは、その大きな車体サイズによって出店場所が制限される点です。

例えば、出店先である都心部のオフィス街では、狭い搬入路や駐車スペースの問題で物理的に進入できないことが頻繁にあります。また、商業施設の軒下や屋内駐車場、高さ制限のある高架下なども同様のため、屋内イベントなどはNGが出る場合も多いです。

出店場所の選択肢が狭まることは、売上を上げる機会の損失に直結します。イベントが少ない閑散期の収入源になるイベントや安定した収益のランチ営業など、出れるか出れないかで年間の売り上げに大きく響きます。売れるキッチンカーは、ここで売り上げの機会を逃しません。

(軽バンなど)小さいキッチンカーやめとけ

大きい2tトラックが推奨されない一方で、小さすぎる軽バンタイプのキッチンカーも注意が必要です。
手軽さから魅力的に見えるかもしれませんが、特に大きなイベントでの収益化を考えるとデメリットが目立ちます。

軽バンは積載量が極端に少なく搭載できる調理器具も限られるため、提供できるメニューや量が制限されます。乗せられるタンク容量も少ないため、調理数の多いメニューやメニュー数をたくさんやりたい場合、営業許可が降りないためできませ

キッチンカーのサイズ選びは、事業計画の一部

キッチンカーのサイズ選びは、単に車両を決める作業ではなく、事業計画そのものを具体化する重要なプロセスです。初期投資としての予算はもちろん、提供したいメニューやメインとなる出店場所、参加したいイベントの規模を総合的に考慮して最適な一台を決定する必要があります。

特にイベント出店で稼ぎたいなら、スタッフの動線を確保できる1.5tトラックが有利です。大型車両は積載量が多く、視認性の高い大きなタペストリーで集客できるため、競合店に差をつけられます。一方で、運転が不安だったり、少人数の運営のみを考えているなら軽トラックが適しています。

具体的な選び方に迷う方は、「キッチンカー製作の王様」が提供する情報を参考にしたり、開業セミナーへ参加したりして知識を深めるのがおすすめです。自身のビジネスプランと照らし合わせ、長期的な視点で後悔のない選択をすることが成功への鍵となります。