コラム

中古キッチンカーの失敗パターン7選!購入で後悔する理由と失敗しない方法をご紹介

pen2026.07.14

キッチンカーでの開業にあたり、車両をどう準備するかは重要な課題です。
中古車は初期費用を安く抑えられる魅力から多くの人が検討しますが、安いという理由だけで購入を決定すると、後に予期せぬ出費や運営上の問題に直面する可能性があります。

中古キッチンカーには特有のリスクが存在するため、新車やオーダー製作との違いを正確に理解し、自身の事業計画に最適な一台を選ぶことが失敗しないための鍵となります。
費用面だけでなく、将来的な収益性まで考慮して比較検討することが重要です。

費用だけで見ると中古は魅力的。でも…

中古キッチンカーの費用相場は、軽トラックで100万円から300万円普通車1tトラック・1.5tトラックで200万円から500万円程度が中心です。開業時の初期投資を抑えられるため、購入を検討する人は少なくありません。しかし、購入後に営業許可基準を満たすための改修で追加費用が発生したり、搭載されている冷蔵庫が小さすぎて十分な食材を保管できず、売上の機会を逃したりする事例もあります。

一方、新車やオーダー製作の相場は大体300万円以上と高額ですが、最初から自身のメニューや作業効率を考えた最適な設計にすることが可能です。新車の費用相場は、軽トラックで250万円から350万円普通車1tトラック・1.5tトラックで350万円から600万円程度とされています。初期費用だけで判断して中古車を選択すると、結果的に高くつく失敗につながる場合があります。

許可・衛生基準に対応できるかが重要!

中古キッチンカー選びで最大の難所となるのが、保健所の営業許可です。設備基準は自治体ごとに異なり、以前の持ち主が許可を得ていても、新しい出店場所の基準を満たすとは限りません。

特に2021年の食品衛生法改正により、給排水タンクの容量規定などが厳格化されました。古い車両は現在の基準に適合していないケースが多く、購入後にシンクの増設や内装の全面改装を迫られる失敗が後を絶ちません。

事前の対策として、出店予定地の保健所へ図面を持参し、基準に適合するか確認することが不可欠です。自治体独自の細かな規定を把握した上で、確実に許可が下りる車両を選びましょう。

営業許可が通らないという落とし穴にはまってしまうと、安く買うはずが時間もお金も倍かかり、新規製作よりもコスパの悪い車両購入になってしまうこともあります。確実に時間もコストも無駄なく購入したいなら、ローンを組んで新規製作で購入することをお勧めします。

「キッチンカー製作の王様」は最新規約を基に製作しているため、営業許可取得率100%の車両をご提供できます。
コストがかからないだけではなく、現役キッチンカーオーナーによる『現場で売れる』を考えたキッチンカーなので、初めてでも失敗しにくいです。

売上に直結する「動線」と「積載力」

中古キッチンカーは既存のレイアウトで購入するため、自身のメニューやオペレーションに適していない可能性があります。
例を挙げると、調理スタッフが一人で作業するにもスペースが狭すぎて無駄な動きが増えたり、逆に二人体制では狭すぎて効率が落ちたりするケースです。
また、冷蔵庫や調理器具の配置が悪く、提供スピードが低下することも売上に影響します。

さらに、積載力が不足していると十分な食材を運べず、人気商品が早い段階で売り切れてしまい機会損失を生む原因にも。
自分の事業計画に対し、その車両の動線や積載力が本当に合っているか慎重に検討することが、売上を最大化するために求められます。

中古車両の「見えないコスト」に注意!

中古キッチンカーの購入費用が安価であっても、その後に発生する「見えないコスト」によって総額が膨らむことがあります。
保健所の基準を満たすための給排水設備の改修や、換気扇の増設といった追加工事費用はその一例です。
車両自体が古ければ、エンジンや足回りの故障リスクも高まります。

特にキッチン部分の重装備は車体へ大きな負担をかけるため、想定外の修理やメンテナンス費用が発生することも少なくありません。
これらの費用を合計すると、結果的に新車を製作するのと変わらない金額になるばかりか、修理期間中の営業機会損失も発生するため注意が必要です。

キッチンカーの先輩から聞いた!中古車を購入した失敗談

中古キッチンカーを購入した方の中には、安さに惹かれて決めたものの、実際の運用で多くの壁にぶつかったという声が目立ちます。よくある失敗談として、自分のメニューに合わせた設備や塗装、ボコボコになった壁など安いけれど自分のキッチンカーにするために、多額の改修費用が発生したという事例があります。

さらに、内装レイアウトが自分のメニューに合わず、調理の動線が悪いために提供スピードが上がらないという後悔も頻発しています。他にも実際にあった中古車の失敗談をご紹介します。

車両の老朽化ですぐ壊れる

安さに惹かれて中古車両を購入したものの、営業直後に故障して後悔するケースは後を絶ちません。

見た目は良好でも、いざ動かそうとした瞬間にエンジンがかからない、あるいは走行中に足回りが異音を上げるといったトラブルが頻発しています。一般的な中古車販売店は、キッチンカー特有の過酷な使用状況や、数百キロに及ぶ厨房設備の重さが車体に与える負荷を十分に把握していません。整備知識がないまま現状渡しで販売された車両を選んでしまうと、購入直後に数十万円単位の高額な修理費用が発生するリスクがあります。

こうした失敗を防ぐには、ベース車両の目利きに長けた専門会社を選ぶことが欠かせません。もちろん新車のベース車両であれば故障の心配は少なく安心ですが、初期費用が跳ね上がる点がネックです。そこでおすすめなのが、厳選された中古車をベースにキッチン部分を新規製作する方法です。この方法なら、コストを抑えつつ内部設備は最新の衛生基準に適合させることができます。

車両の走行性能から設備の耐久性まで熟知した製作会社であれば、購入後の資産として長く使える良質な個体を選定してくれます。古い排ガス規制のモデルや過走行による老朽化車両を掴まされる心配もなく、修理代や休業損害による余計な出費を最小限に抑えることが可能です。目先の安さだけでなく、数年先まで安定して稼働できる車体選びを優先しましょう。

営業許可が取れない

キッチンカーの方から話を聞く中で、中古車選びで最も問題に上がるのが営業許可です。

2台目を中古車で購入しようとした方の話では、他県で使われていたキッチンカーを安く譲り受けたのですが、いざ自分の出店地域で申請すると、保健所の基準を満たせず許可が通りませんでした。
結局、ちゃんとした制作会社に持ち込み、設備を変え、取り付けし直し、結局中古車購入金額と改造費合わせて、新規で購入した方が安い金額になってしまいました。
その方は「せっかく購入した車だから…」と改造をしましたが、初めから新規製作を制作会社で頼んでいれば、高額なコストはかからなかったのです。

実は、以前の持ち主が許可を得ていても、それが古い規約を基に作ったキッチンカーであれば、現在の法改正後の厳しい新基準には対応できません。

中古車の大半は、そのままでは営業許可が通らないと言っても過言ではないのが実情です。それは、新しい規約に合わない場合もありますし、自身のメニューに合っていないことが原因の場合もあります。後から高額な改修費用が発生して後悔するケースが多いため、初めての開業で失敗したくないなら、最新の基準を熟知している制作会社で新規製作することをお勧めします。

内装レイアウトが動かせない

中古のキッチンカーは、すでに内装が出来上がっている点がメリットですが、それが逆に大きなデメリットにもなります。特に8ナンバー登録をされている車両は、構造変更検査を経て設備が固定されているため、購入後に自分のメニューに合わせたレイアウトへ自由に変更することができません。

実際に調理を始めてから作業動線の悪さに気づいたとしても、現状のまま使うしかなく、ストレスを抱えながら営業を続けることになります。もし新しく設備を増やしたり配置を大幅に変えたりする場合は、車検を取り直さなければならず、多額の費用と手間がかかります。中古車選びでは、既存の設備が自分の販売スタイルに完全に合致しているかを厳しく見極める必要があります。

修理先が見つからない

中古のキッチンカーを購入する際、見落としがちなのが故障時の修理先です。一般的な自動車販売店や整備工場では、キッチンカー特有の加工が施された車両の修理を断られるケースが少なくありません。

特に個人売買や遠方のショップから購入した場合、いざトラブルが発生しても「改造車の面倒は見られない」と門前払いされるリスクがあります。キッチン部分の給排水設備や電気系統の不具合、さらには車両の重量増による足回りの消耗など、特殊な構造を理解した専門知識が必要です。

修理先が見つからず営業停止期間が長引けば、その間の売上はゼロになり、事業に大きなダメージを与えます。購入前に近隣でメンテナンスを引き受けてくれる業者を確保できるか確認しておくことが、安定した運営を続けるための重要なポイントです。

価格だけでなく「事業としての伸びしろ」で選ぶ

キッチンカーでの開業を成功に導くには、車両選びが重要な要素となります。
中古車は初期費用を抑えられる利点がある一方で、営業許可基準への不適合や追加の改修費用、運営効率の悪さといったリスクを抱えています。
特に軽トラックをベースにした中古車は、積載量や作業スペースの制約から事業拡大の障壁となることもあります。

車両選びで失敗しないためには、目先の安さだけで判断するのではなく、長期的な事業計画を考慮することが不可欠です。自身のメニューや販売戦略、将来的な売上目標を達成できる車両かどうかという視点で、中古と新車のどちらを選択するかを決定する必要があります。

新規製作も視野に入れている方は、実車見学をすることをお勧めします。
開業する前に知っておくべきノウハウや営業許可についてなど、一気に知ることができるセミナーに参加してみましょう⬇︎