【2026年最新】キッチンカー開業で使える補助金・助成金まとめ[関東版]
2026.01.11

キッチンカー(フードトラック)での開業は、実店舗を持つよりもリスクが低く、自由な働き方ができるとして非常に人気が高まっています。しかし、いざ始めようとすると「車両代や厨房設備で数百万円かかる……」という現実に直面し、二の足を踏んでしまう方も少なくありません。
そこで、ぜひ活用していただきたいのが国や自治体の「補助金・助成金」です。
本記事では、2026年1月現在の関東地方(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川)における最新の補助金・助成金情報に加え、初心者でも失敗しない資金調達のポイントを徹底解説します。
目 次
1. 補助金・助成金・給付金とは?違いを正しく理解しよう
「国からお金がもらえる」という点では同じに見えますが、その性質や難易度は大きく異なります。キッチンカー開業において、どれを狙うべきかを明確にしましょう。
補助金
特徴: 国や自治体の政策(地域活性化や新事業展開など)に合致する事業を支援。
受給の壁: 予算が決まっており、応募しても審査に合格(採択)しないともらえません。
キッチンカーへの適用: 最も一般的です。車両改修費、調理器具の購入費、宣伝ポスター代などが対象になります。
助成金
特徴: 一定の条件(雇用保険への加入、研修の実施など)を満たしていれば、原則として誰でも受給できます。
受給の壁: 書類に不備がなければ通りやすいですが、主に「雇用」や「働き方改革」がテーマになります。
キッチンカーへの適用: スタッフを雇う場合などに検討の余地があります。
給付金
特徴: 災害や感染症などで経済的打撃を受けた際の「救済」が目的。
キッチンカーへの適用: 2026年現在は、物価高騰に伴う「経営支援給付金」などが一部の自治体で実施されています。
2. 自分が対象の補助金・助成金はある?【関東地方】地域別ガイド(2026年版)

関東各県の最新状況を整理しました。キッチンカー専用の枠がなくても、「創業支援」や「地域課題解決」という枠組みで申請できる可能性があります。
|栃木県:地域課題解決型がキーワード
2025年4月時点では県独自の特定枠は少なめでしたが、2026年は「過疎地域の買い物支援」などと連携した移動販売車への関心が高まっています。
検討すべき制度: 栃木県創業支援等事業者補助金(2025年度は終了)
参照:補助金ポータル
|群馬県:起業家支援制度をフル活用
群馬県は「ぐんま創業応援ネットワーク」などを通じた支援が活発です。
検討すべき制度: 群馬県起業支援金(最大200万円など、年によって変動あり)
参照:群馬県産業支援機構
|茨城県:農業・観光と連携した創業を狙う
茨城県では県全体のキッチンカー専用補助金は限られますが、市町村単位の「創業支援」が充実しています。
狙い目: 茨城県産の食材(常陸牛、メロン、干し芋など)を使用したビジネスモデルにすることで、各市町村の「創業促進補助金」の採択率が高まります。
参照:茨城県(補助金・助成金・融資情報)
|埼玉県:農業振興との強力なタッグ
〈募集受付中〉<小川町>小川町キッチンカー導入支援補助金
町内の商工振興を図るとともに、町内事業者の販路開拓及びキッチンカーを活用した新規創業を支援する目的で支援を行っています。
| 概要 | 町内での起業や新規事業として、キッチンカーを導入する経費を支援 |
| 対象者 | 町内で事業を営む、または営もうとする個人事業主・法人 |
| 対象経費 | キッチンカー車両の購入費、改造・改修費、厨房設備購入費 |
| 補助上限額 | 上限 50万円 |
| 補助率 | 1/2 |
| 募集時期 | 公募中(2025年4月1日〜2026年3月末まで) ※予算に達し次第終了 |
| ポイント | 「公募中」かつ車両本体が対象になる貴重な制度。町内での継続的な営業が期待されるプランが対象。 |
|千葉県:創業支援のメッカ
〈準備中〉ちば創業応援助成金(令和7年度〜は募集終了)
千葉県産業振興センターが実施。県内での新たなビジネス創造を支援。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 概要 | 県内での新規創業・第二創業を支援 |
| 対象者 | 千葉県内で創業予定・創業間もない事業者 |
| 対象経費 | キッチンカー製作費、広告宣伝費、専門家相談料 |
| 補助上限額 | 上限100万円 |
| 補助率 | 1/2 |
| 募集時期 | 例年春頃公募(1月は準備期間) |
| ポイント | 車両+集客費まで対象。初心者でも使いやすい |
<南房総市>がんばる事業者支援事業(移動販売導入支援)
- 期間: 令和7年度締切
- 対象: キッチンカー車両の取得、改造にかかる経費
- 金額: 上限100万円(補助率 3/10)
参照:がんばる事業者支援事業
|東京都:全国トップクラスの支援額
東京都は中小企業振興公社による「創業助成事業」が有名です。
〈準備中〉創業助成事業
| 項目 | 内容 |
| 実施主体 | 東京都中小企業振興公社 |
| 概要 | 都内の開業率向上を目指し、創業初期の経費を幅広く支援 |
| 対象者 | 都内で創業予定、または創業5年未満の事業者 |
| 対象経費 | 賃借料(駐車場・仕込み場所)、広告費、器具備品費、従業員人件費 |
| 助成上限額 | 上限 300万円 〜 400万円(年度により変動あり) |
| 助成率 | 2/3 |
| 募集時期 | 年2回公募(例年:春4月頃、秋9月頃) |
| ポイント | 車両本体は対象外だが、「都心の高い駐車場代」や「スタッフ給与」を2年間にわたり支援してくれる、東京ならではの非常に手厚い制度 |
| 参照 | 創業助成金(東京都中小企業振興公社) |
|神奈川県:生産性向上を目指す
中小企業生産性向上促進事業費補助金
事業内容や年度要件によっては、キッチンカーを「ITを活用した移動販売店舗」と位置づけて生産性向上投資として検討できるケースがあります。
- 金額: 上限500万円(補助率 1/2)
参照:中小企業生産性向上促進事業費補助金
今やるべきこと:補助金の「事前準備」
「今はまだ公募が始まっていない」ものについても、1月に動いておくことが採択率を左右します。
- 「創業支援事業」の受講: 東京都や千葉県の創業助成金は、自治体が指定する「創業支援」を1ヶ月以上受けていることが条件になるケースが多いです。1月中に受講を始めれば、4月からの春の公募に間に合います。
- 認定市区町村での特定創業支援: これを受けると、国の持続化補助金の補助上限が50万円→200万円に引き上がります。証明書発行までに時間がかかるため、今のうちに役所へ相談しましょう。
3.国が出しているキッチンカー向け補助金

国の補助金は予算額が大きく、車両代だけでなく「タペストリー作成」「HP制作」「厨房機器」など幅広く使えるのが特徴です。
小規模事業者持続化補助金(一般型)
キッチンカー開業・運営で最も利用されている「王道」の補助金です。
| 項目 | 内容 |
| 実施主体 | 日本商工会議所・全国商工会連合会 |
| 概要 | 小規模事業者が自ら作成する持続的な経営計画に基づく、販路開拓等の取組を支援 |
| 対象者 | 小規模事業者(飲食店・サービス業の場合は従業員5名以下など) |
| 対象経費 | キッチンカーの車両改修費、外装ラッピング、厨房機器、チラシ、広告宣伝費など |
| 補助上限額 | 通常枠:最大 50万円 創業枠・後継者支援枠:最大 200万円 |
| 補助率 | 2/3(賃上げなど特定条件を満たす場合は3/4) |
| 募集時期 | 定期的に公募(次回第19回は2026年春頃の見込み) |
| ポイント | 「地域の食材を使い、これまでリーチできなかった客層を狙う」といった具体的で実現性の高い販路開拓プランが評価されます。 |
事業再構築補助金
すでに別の事業(実店舗の飲食店や別業種)を行っている方が、キッチンカーに業態転換する場合に使える大型補助金です。
| 項目 | 内容 |
| 実施主体 | 日本商工会議所・全国商工会連合会 |
| 概要 | 販路開拓(売上アップ)のための経費を支援 |
| 対象経費 | 車両改修費、外装ラッピング、厨房機器、チラシ、HP作成など |
| 補助上限額 | 通常枠:最大 50万円 / 創業枠:最大 200万円 |
| 補助率 | 2/3(特定条件を満たす場合は3/4) |
| ポイント | 「地域食材を使い、未開拓の客層を狙う」といった具体的な販路開拓プランが評価されます。 |
IT導入補助金
キッチンカーの業務効率化(レジ作業や注文管理)に特化した補助金です。
| 項目 | 内容 |
| 概要 | ITツール導入による生産性向上を支援 |
| 対象経費 | POSレジ、モバイルオーダー、キャッシュレス決済、会計ソフト |
| 補助上限額 | 5万円 〜 450万円 |
| 補助率 | 1/2 〜 3/4(インボイス対応等で優遇あり) |
| 募集時期 | 通年で複数回の締切あり |
| ポイント | ワンオペの効率化とレジ周りの整備に最適 |
ものづくり補助金
「革新的なサービス」や「試作品開発」を支援する制度です。
| 項目 | 内容 |
| 概要 | 革新的な設備投資を支援 |
| 対象経費 | 高度な調理器(急速冷凍機等) |
| 補助上限額 | 750万円 〜 1,250万円以上 |
| 補助率 | 1/2 〜 2/3 |
| 募集時期 | 公募中(〜2026/1/30締切) |
| ポイント | 高度な冷凍技術でフードロス削減、といった革新的なストーリーが評価されます。 |
4. キッチンカーの初期費用コストは実際どのくらい?

「補助金を使って安く買いたい」という願いを叶えるためにも、まずは現実的なコストを把握しましょう。
車両製作・購入費
- 軽自動車(軽トラ): 200万〜300万円
小回りがきき、一人での営業に最適。 - 普通車(1.5tトラック等): 250万〜400万円
広い厨房で、本格的な調理や複数人でのオペレーションが可能。
厨房機器・備品
冷蔵庫、冷凍庫、シンク、給排水タンク、コンロ、発電機等:30万〜80万円
その他諸経費
- 営業許可申請: 約1.5万〜3万円
- 車両登録・保険: 約10万〜20万円
- 仕入れ・運転資金: 約30万〜50万円
※車両サイズ・設備内容・地域の保健所基準により大きく変動します
合計目安:約250万〜600万円
ここから補助金で100万〜200万円ほど戻ってくれば、自己負担を劇的に抑えることが可能です。
5. 補助金を通すための「5ステップ」
補助金は「出せばもらえる」ものではありません。審査員を納得させる準備が必要です。
- GビズIDプライムの取得: 電子申請に必須。発行に2週間〜1ヶ月かかるので今すぐ申請。
- 公募要領の徹底読解: 「何が対象で、何が対象外か」を1文字残さずチェックします。
- 独自性のある事業計画: 「なぜこのキッチンカーが地域に貢献できるのか」をストーリー立てて書きます。
- 見積書の準備: キッチンカー製作会社から、詳細な内訳の見積もりを取ります。
- 実績報告の準備: 採択後も、すべての領収書や作業中の写真を保存しておく必要があります。
【正直、自分でやるのは難しい+時間がかかります】
事業計画書の作成には、経営の知識と膨大な時間が求められます。日々の仕込みや開業準備をしながらこれを行うのは至難の業です。
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補助金サポートから車両製作までワンストップで行ってくれます。
- 行政書士と提携: 補助金申請のプロが、あなたの代わりに「通る書類」の作成をサポート。
- 面倒な手続きを代行: 書類作成から写真撮影、実績報告まで伴走します。
- ワンストップ対応: 車両製作と補助金申請がセットになっているから、情報の齟齬がありません。
6. 補助金以外で資金を集める方法5選|メリット・デメリット

補助金だけに頼りすぎると、資金繰りで行き詰まることがあります。複数の方法を組み合わせましょう。
自己資金
- メリット: 金利ゼロ。返済のプレッシャーがない。
- デメリット: 全てを失うリスク。手元の現金(キャッシュ)が減る。
日本政策金融公庫(新創業融資)
- メリット: 創業時でも低金利で借りやすい。実績がなくても計画書次第で数百万の融資が可能。
- デメリット: 審査に時間がかかる。連帯保証が必要なケースもある。
銀行・信用金庫ローン
- メリット: 地域密着の信金などは、その後の経営相談にも乗ってくれる。
- デメリット: プロパー融資(直接融資)は創業間もない時期にはハードルが高い。
クラウドファンディング
- メリット: 「オープン前からのファン」を作れる。資金以上の価値がある。
- デメリット: 手数料(10〜20%)がかかる。目標に届かないと1円ももらえない方式もある。
レンタル
- メリット: 最短数日で営業開始できる。不向きだと思ったらすぐ辞められる。
- デメリット: 月額費用が高く利益を圧迫する。補助金や資産売却の恩恵を受けられない。
本気で稼ぎたいなら、購入の方が最終的な利益は大きくなる傾向があります。
7. 賢い開業への第一歩は「相談」から
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